
【はじめに】
いまや人生80年の時代。人が長生きするためには、病気にかからないように、あるいは日常生活では気がつきにくい病気が潜んでいないかを早めにチェックできることがあげられます。
お子さんの場合、乳幼児健診がそのシステムの一つです。
大人は自分で健康診断にいけますが、特に小さなお子さんは親が連れて行ってあげなくてはいけません。また、小さなお子さんは自分から症状を細かく人に伝えられないので、専門の医師による診察がより重要になると思います。
日本小児保健協会(http://www.jschild.or.jp/)が発信する「乳幼児健診」(http://www.i-kosodate.net/rear/learn/jschild/checkup/index.html)を参考に、乳幼児健診についてまとめてみました。お父さん・お母さんが乳幼児健診の重要性や正しい知識を身につけるための参考にしていただければと思います。
【目次】
1.健診の目的
2.健診の方法
3.健診の時期
4.健診と母子健康手帳の利用
【1.健診の目的】
病気の予防と早期発見、そして乳幼児の健康保持と増進を目的として行っています。
日本の乳幼児死亡率が世界で最も低いのは、乳幼児健診がしっかりしているからと考えられます。
さらに最近の乳幼児健診では、病気主体の考え方から一歩進んで、核家族化や少子化などの社会的問題点からひきおこされる、若い両親の子育て不安や、育児に関する家庭内の問題への対処など、家族ぐるみで心も体もより健康にという取り組みがなされるようになってきています。
【2.健診の方法】
集団検診と個別健診があります。
集団健診は、市町村からの通知により、保健相談所、保健センター、保健所などで同月年齢の乳幼児を集め、健診を集団で行う方法です。個別健診は市町村が定めた健診可能な医療機関(診療所や一般病院)に個人的に行って受診する方法です。
集団健診は医師の他、保健婦、栄養士、臨床心理士、歯科医師などが一緒に行うので、いろいろの面で総合的に行えることや、なにか問題があったときに、事後措置や経過観察がスムーズに行えるのが特徴です。反面、診察する医師は小児科医のみではないことや、個々の家庭や子どもに合った相談や助言をなかなか行い難いのが欠点です。
個別健診は、日頃診察を受け、子どものことや家庭の事情をよく知っているかかりつけ医で受けることが出来るので、個々の家庭や子どもに合った相談や助言が行われ易いことが長所です。その一方、医師のみで行うことが多いので、その他の相談が受けられないことや、問題があったときの事後措置や経過観察がうまく行えないのが欠点とされています。
どちらの方法で行うかは地域ごとに異なります。
【3.健診の時期】
集団、個別健診をあわせると、1か月、3〜4カ月、6〜7カ月、9〜10カ月、12カ月、1歳半、2歳、2歳半、4歳、5歳、6歳が適当な時期です。
葉山町では3〜4カ月、9〜10カ月、1歳半、3歳健診は保健センターで受診可能です。葉山町役場のホームページ「Hayama Town」にある「乳幼児の衛生・健康管理」(http://www.town.hayama.kanagawa.jp/2/2_1.html#nyuuyouji_eisei_kenkou)をご参考ください。
【4.健診と母子健康手帳の利用】
健診はお子さんが心配なく育っているかどうかをチェックするよい機会です。健診をする月齢や年齢は、子どもの成長発達をみる上で大切な時期が選ばれていますので、決められた月年齢になったら必ず受診するようにして下さい。
最近は集団健診においても個別健診と同じように、個々の家庭や子どもにあった相談や助言を行っています。たんに医師の診察を受けるだけでなく、子どもや育児上の心配事、また育児に関連した家庭的な問題でも健診の機会を利用して相談してみてください。健診を育児に関する心配事を解消する機会として積極的に利用することをお勧めします。
また、母子健康手帳には乳幼児健診を受けた時の記録が残せるようになっています。健診時には必ず持参するようにしましょう。健診の記録は医師が記載する欄と保護者の方が記載する欄があります。保護者の記載欄は受診前に必ずうめておきましょう。