三種混合(DPT)ワクチンについて

【ジフテリア・百日咳・破傷風】
ジフテリアはワクチンが導入されて以来、現在では患者発生数は年間0〜1人程度です。高熱、のどの痛み、せき、嘔吐が主な症状です。まれに呼吸困難で窒息死する場合もあります。発病後2〜3週後には菌の出す毒素で心筋障害や神経麻痺を起こすことがあるため注意が必要です。

百日咳は1948年にワクチン接種が開始されて以来、患者数は減少してきています。カゼのような症状で始まり、続いて顔を真っ赤にして連続的に咳き込むようになります。咳のあとに息を吸い込むとき、笛を吹くような音が出ます。熱は通常出ません。乳幼児が感染すると呼吸が止まったり痙攣したりすることがあります。肺炎や脳炎などの合併症の危険もあります。

破傷風は土の中にいる菌が傷口から入ることで感染します。土中に菌がいるので感染する機会は常にあります。菌の毒素により口が開かなくなったり、痙攣を起こしたりします。

(予防接種リサーチセンター 予防接種ガイドライン等検討委員会より)

【DPT三種混合ワクチン】
DPTとはジフテリア(Diphtheria)、百日咳(Pertussis)、破傷風(Tetanus)の頭文字をとったものです。

1期として初回接種3回(3〜8週間までの間隔をあけて)、追加接種は1回(初回接種3回終了後、概ね1年経過した時期)行います。また、2期として11歳時にDT(ジフテリア・破傷風)二種混合ワクチンで接種を1回行います。

回数が多いので、接種もれに注意してください。

確実に免疫をつくるためには、決められたとおりに接種を受けることが大切ですが、万一間隔があいてしまった場合には、市町村とかかりつけ医に相談してください。



【DPTワクチンの副反応】
1981年に百日咳ワクチンが改良されて以来、日本のワクチンは副反応の少ないワクチンになっています。予防接種後健康状況調査集計報告書平成8〜15年累計によると、注射部位の発赤・はれ・しこりなどの局所反応が主で、頻度に程度の差はありますが、初回接種1回目のあと、7日目までに約13.2%、追加接種後7日目までに約40.6%です。なお、しこりは少しずつ小さくなりますが、数ヶ月残ることがあります。特に過敏な子で肘をこえて上腕がはれた例が少数あります。

通常熱は出ませんが、接種後24時間以内に37.5℃以上になった子が約0.6%あります。重い副反応はなくても、機嫌が悪くなったり、はれが目立つときなどは医師に相談してください。



【DTワクチンの副反応】
予防接種後健康状況調査集計報告書平成8〜15年累計によると、注射部位の発赤・はれ・しこりなどの局所反応が主で、、7日目までに約28.4%認められます。なお、DPTワクチンと同様に、しこりは少しずつ小さくなりますが、数ヶ月残ることがあります。特に過敏な子で肘をこえて上腕がはれた例が少数あります。

通常熱は出ませんが、接種後24時間以内に37.5℃以上になった子が約0.1%あります。重い副反応はなくても、機嫌が悪くなったり、はれが目立つときなどは医師に相談してください。



【接種時期】
1期初回接種は生後3カ月から1歳までに3回受けるのが一般的です。1期追加接種は初回接種3回終了後、概ね1年経過した時期に受けてください。1期接種は7歳6カ月までは公費負担で受けられます。

2期はDTワクチンとして、11〜12歳までに受けるのが一般的です。13歳までは公費負担で受けられます。