アトピー性皮膚炎の診断

アトピー性皮膚炎に関する正しい知識と現在もっとも推奨される治療方針を理解する目的で、以下の文献をもとにこのまとめをつくりました。

厚生労働省科学研究班 アトピー性皮膚炎の既存治療法のEBMによる評価と有用な治療法の普及(2002-2004年度)
「アトピー性皮膚炎についていっしょに考えましょう。」
(http://www.kyudai-derm.org/atopy/index.html)

厚生労働省科学研究班 アトピー性皮膚炎の既存治療法の適応と有効性の再評価に関する研究(1999-2001年度)
「アトピー性皮膚炎治療ガイドライン2002」
(http://www.kyudai-derm.org/atopy/atopy.html)

日本皮膚科学会アトピー性皮膚炎治療ガイドライン改定委員会
「日本皮膚科学会アトピー性皮膚炎治療ガイドライン2004改訂版」
(http://web.kanazawa-u.ac.jp/~med24/atopy/ADguideline.pdf)


【アトピー性皮膚炎の診断基準】
2ヶ所の研究グループからそれぞれ診断基準が出されています。
日本皮膚科学会の基準厚生省心身障害研究班の基準です。
前者は全年齢を対象とした診断基準で、後者は特に小児を対象とした診断基準です。互いに矛盾する点はなく、日常の外来ではどちらかの基準に基づいて診断されます。

日本皮膚科学会によるアトピー性皮膚炎診断基準
http://www.kyudai-derm.org/atopy/fuhyo_1.html

厚生省心身障害研究班によるアトピー性皮膚炎診断基準
http://www.kyudai-derm.org/atopy/fuhyo_2.html

それぞれ参考にしてください。



【診断基準の内容】
日本皮膚科学会の定める診断基準では
1.かゆみ
2.特徴的な皮膚変化
3.経過が慢性・反復性(乳児では2ヶ月以上、それ以上の年齢では6ヶ月以上)
という3つの項目をみたし、かつアトピー性皮膚炎と紛らわしいほかの皮膚疾患を除外して診断するよう定められています。
アレルギーの家系や血液検査項目などは参考項目となっています。


厚生省心身障害研究班の定める診断基準も概ね日本皮膚科学会の基準にならって定められていますが、対象年齢を乳児と幼児・学童に分けて記載されているのが特徴です。